Region[リージョン] No.27 | 渕上印刷 14/40

Region[リージョン] No.27 | 渕上印刷
14/40

2006年、鹿児島出身のご主人との結婚を機に鹿児島市に転居し、翌年事業とマーケティングの[STUDIO K.]を開業した中島秋津子さん。昨年は長・短期含めて21のクライアントと仕事を行い、講演会にも呼ばれるなど忙しくも充実した日々を過ごした。さらに現在、鹿児島県内だけでなく、九州にも仕事の場を広げている。そんな中島さんのモットーは、「根拠のある提案と、新しい一歩の後押しをすること」。「企業や団体から依頼があった場合、その会社や市場のことを徹底的に調べます。私の仕事は、企業とその顧客にとって一番いい結びつきをプランニングしていくこと。ありたい姿をイメージして、その方法を一緒に考えていくのがこの仕事の難しさであり、醍醐味ですね」 どのクライアントに対しても、最初の打ち合わせで必ず中島さんがすることがある。それは常に携帯しているA4用紙に、現在そのクライアントが事業のためにどのような活動を行なっているか、今後課題に対して何をしていけばいいのかをピラミッド状に描くことだ。「シンプルですが、どんなケースにも応用することができるので必ず描くようにしています。スケジュールを逆算したり、優先順位は何なのかなど、一目で分かりやすい。迷った時には、この紙を見返してあらためて課題の原点に立ち返ることもあります」 非常に簡潔でクライアントが理解しやすく、お互いにぶれることなく認識を共有することもできる。以前勤めていた会社時代の経験からたどり着いたこの手法は、今でも大切な中島さんの財産だという。「クライアントの方と考えていく中では、得たい結果の想定もします。ですが、私たちの手を離れて企画がひとり歩きを始めると、私はそれを『自走する』と呼んでいるんですけど、その時はすごくうれしいし、幸せを感じますね」 車の運転が苦手という中島さんの移動手段は、バスか電車が多いそうだ。きっと東京に比べると便数も少なく、スピードも遅いだろう。しかし移動中にもメールを打ったり、常に企画を考えている中島さんにとっては、それくらいのスピードがちょうどいいのかもしれない。根拠のある提案と新しい一歩の後押しを中島 秋津子なかしま あつこ[STUDIO K.]代表1969年、山口県下関市生まれ。広島大学経済学部卒業。ベネッセコーポレーションにて、マーケティングや雑誌広告営業などに携わる。2006年、結婚を機に鹿児島市に転居し、翌年[STUDIO K.]を設立。事業のコンサルティングを中心に、講演会の講師も数多くこなす。今年1月から南日本新聞社の客員論説委員も務める。http://www.studiok.biz/色ペンを駆使し、目的や手段が分かりやすく描かれたイラスト。12

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer9以上が必要です