Region[リージョン] No.27 | 渕上印刷
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鶴田手漉和紙薩摩郡さつま町神子45870996-59-2529*2×3尺(約57㎝×97㎝)400円〜。もみじ入り和紙は1,000円〜。鹿児島ブランドショップ鹿児島店、宮之城伝統工芸センターなどで販売。いにしえ香る 素朴な手漉き和紙島津藩の藩政改革の一環として、下級武士に奨励された紙漉き。県内に現在も残っている昔ながらの手漉き和紙工房はわずか2カ所で、そのうちの一つが鶴田和紙です。4代目の野元政志さんによると、鶴田和紙は昔からお茶を手揉みする際に使用する茶取り紙(ほいろ紙)としての需要が高く、現在も県内のお茶どころで広く使用されているそうです。原料には自ら植えたという梶の木のみを使用。昔ながらの15もの工程を経てやっと完成します。写真のもみじ入り和紙は、一度漉いた和紙の表面にもみじやシダをのせ、さらにもう一度漉いたもの。このときあまり厚くならないよう、薄く漉くのがポイントだと言います。高度成長期、紙の需要が一気に増えて機械による大量生産が始まりました。そのため、昔ながらの手漉き和紙の需要が下がり、このようなもみじ入り和紙が開発されたそうです。素朴な風合いで見ているだけで心が落ち着く鶴田和紙。そこには昔ながらの鹿児島の紙を大切にしていきたいという、野元さんの思いが詰まっていました。06鶴田和紙32

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