Region[リージョン] No.28 | 渕上印刷 31/40

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http://twitter.com/kagotetsunowキヨスカ:写真と文高原のポニーに会いに行こう!!あわやスクラップ寸前だった霧島高原のSL「C56形99号機」が、SLを愛する人たちの熱い思いで幸運にも再生され、新天地で明るい余生を送っている。昭和12年に製造されたこのSLは、旧国鉄時代に新潟県の越後線や南九州の山野線などで活躍し、46年に引退。49年から霧島高原ユースホステルで展示されていたが、廃業とともにその後二十数年もの間放置され、無残な姿になっていた。平成22年、このSLが競売にかけられたことを知った日置市の丸山喜之助商店が、「子どもたちが物を大切にする気持ちを育むきっかけになれば」と落札。同社がリサイクル事業の一環として薩摩川内市に展開している「ダチョウドリームエコランド」で、保存・展示されることになった。遠くは大分からも参加した延べ150人のボランティアの手によって、ボロボロの車体は丹念に錆落としが行われ、運転室も作り直された。そしてほぼ修復を終え、塗色を思案していた時に東日本大震災が発生。世の中を明るく元気にしたいとの願いを込め、虹をイメージしたカラフルなデザインに決めたそうだ。新たに落札した旧熊本市電も加わり、7月からは一般公開も予定されている。もともとダチョウやポニーを飼育していた同ランド。C56形は現役時代、その小ぶりな車体と標高の高い区間を走っていたことから「高原のポニー」の愛称でファンに親しまれていた。これからの未来を担うこどもたちに夢を与えるポニーが、小高い高原の上で待っている。33

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