Region vol.43
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22蓮文鉢と蓮文皿日々の食卓になじむ染付の器青みがかった生地に立体的に浮かび上がる、蓮の蕾つぼみ。蓮はす文もんを藍色の顔料・呉ご須すで描いた染付の器は、日置市日吉町の磁器作家、山やま口ぐち利り枝えさんの手によるものです。生地の原料は天草陶石。その精製過程で除けられる小石を業者から譲り受けて混ぜています。小石によってできるわずかなへこみも、器の表情に。独特の淡い色合いは、枕崎で作られるポンカンを燃した灰を調合した独自の釉薬によるものです。「既製品の釉薬より、しっとりとした手触りになる気がします」と山口さん。蓮文は、菓子店だった母方の実家で見つかった、型菓子用の木型から起こした型で製作。ロクロで成形した器に蕾と茎を型打ちし、蕾と葉は呉須で、茎は赤茶色の顔料・弁べん柄がらで絵付けしています。端正ながら手仕事の味わいも残す山口さんの器。お客様や納入先の飲食店の盛り付けから学ぶことも多いと話す山口さんは、日々の食卓で使える器をめざし、今日も土と向き合っています。山口 利枝*鹿児島県内の常設店はGOOD NEIGHBORS(鹿児島市住吉町7-1、099-295-6658)。在庫などについては常設店へお問い合わせください。(上・鉢)直径約14・5㎝、高さ5・5㎝ 4104円(税込)(下・皿)直径約18・5㎝、高さ約3・5㎝ 4320円(税込)

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